【中小→大企業に転職!】リスクや成功確率は?面接でのアピール方法と不安との戦い方を教えます|サラタメのホワイト転職

サラタメさん

ブラック企業→倍率100倍のホワイト企業に転職を成功させて、転職特化Youtuber(登録者約10万人)してるサラタメが実体験&300名以上(転職経験者・採用担当者など)のガチ取材を元に解説します!

[当記事はアフィリエイト広告を利用しています]

自分は大手企業出身者よりも能力が劣っているんじゃないか…

中小企業出身は、どうせ転職で不利だよね…

こんな風に、転職市場における自分の価値をやたら低く見積もってしまい、転職に踏み切れない方ってけっこう多い印象です…

しかし結論で言えば、中小企業出身の方でも大企業に転職は可能です!

所属していた会社の規模なんかより大切なのは、下記の2つだけ。

  • 「前職で具体的にどんな課題を解決してきたか?」
  • 「それは、志望企業で再現できるものか?」

この2点を意識できていれば、中小企業での業務経験は、強い武器となり、むしろ大手企業出身者にはマネできないアピールだってできたりします。

大手企業出身者より有利とさえ言えるかなと。

この記事では、中小企業出身者の方が大手企業へ転職する際に有利なポイントや、注意点について解説させていただきます。

結論
  • 中小企業からでも大手への転職は狙えます
  • 中小企業出身だからこその強みをアピールすることがカギ

また、私は大手から転職し、今就職しているのはわりと規模の小さめの会社です。

その2つの会社で働いて感じた、大手と中小の比較もまじえながらお伝えしていきます。

大手企業へ転職がしたいと考えている中小企業出身の方は、ぜひチェックしてみてください。では、いきましょう!

1.大手採用担当から見る、中小企業出身の魅力的な2つのポイント

「中小企業だとアピールできることがない」なんて話を聞きますが、それは勘違いです。

むしろ、大手採用担当は中小企業出身者の、以下のような点に魅力を感じています。

中小企業出身者の魅力
  1. 幅広い業務を経験している
  2. 資源が限られていることを理解している

以上の2つです。
それぞれ詳しく確認していきましょう。

【中小企業出身者の魅力1】
幅広い業務を経験している

複数社を経験しないと気づきにくいのですが、中小企業で働く人のほうが、手企業の人と比べて幅広い業務を経験できます。

「幅広い業務が経験できる」というと聞こえはいいですが、中小企業は人員が業務量に対して不足してることが多いので、

大手企業と比べて、幅広い業務を”せざるを得ない”と表現したほうが正しいかもしれません…笑

中小企業は業務の幅が広い
  • 【私が前にいた大手】
    「広報部」と「宣伝部」が業務内容ごとにキッチリ分かれていた
  • 【今いる中小企業】
    「宣伝・広報部」と言われる部署でどちらの仕事もやっている

私が前にいた大手企業では、「広報部」と「宣伝部」が業務内容ごとにキッチリ分かれていました。

宣伝部がお金を払って出稿するCMやイベントの企画を担当し、広報部がお金を払わない新聞やテレビ取材の対応をするという切り分けです。

ところが今いる中小企業は前の会社よりも規模が小さいので、宣伝・広報部と言われる部署でどちらの仕事もやっています。

財務部に関しても、大手企業は税務関連チームや予算関連チームと細かくチームが分かれていましたが、今の会社では、同じ部署で、同じチームが全てを担っています。

このように中小企業は、従業員1人が経験する「業務の横の幅」が自然と広くなります。

※中小企業では若くしてマネジメント業務を任されることもある

また中小企業出身者は、若くして「業務の縦の幅」も広く経験されてる方が多いです。

縦の幅というのは、いかにも下っ端らしい雑務から、数人の部下に指示を出すようなマネジメント側の仕事など、上下の幅を指します。

というのも、大手だと20代でマネジメントを担当するような立場になることは、なかなかありえません。

業務をどうやって振り分けて成果につなげるか、といったことは課長や係長が考え、指示を出します。

せいぜい、指示を受けた後輩のサポートをしてあげるくらいのものです。

一方で、小さい会社なら入社3年目で複数人の部下を持ってチームを運営するなんてことは、平気で起こり得るシチュエーションです。

このように、中小企業には横にも縦にも幅広い業務を経験できる環境があります。
(というか、人手不足でいろいろやらざるを得ない…!笑)

もちろんその業務をさばくのが大変ではあるんですが、横にも縦にも幅広い業務経験をお持ちの方は、転職の面接でも語れる内容が自然と多くなります。

転職市場では「看板」「肩書き」より、

  • 前職で具体的にどんな行動をしてきたか?
  • それは、志望企業で再現できるものか?

以上の2点が大事になってきますので、

中小企業での複雑な業務経験をうまくアピールできれば、転職市場で希少な即戦力人材として受け入れられ、高い評価を得られます。

【中小企業出身者の魅力2】
資源が限られていることを理解している

中小企業出身者は、資源(リソース)が限られていることを、身をもって理解している。
それも大きな魅力の一つです。

転職してみて思いました。

「中小企業は大企業に比べて、ヒト・モノ・カネ、どのリソースも圧倒的に限られてる…!」

基本的に小規模な会社は、他社と同じことをやっていても絶対に勝てないため、強制的に工夫をしなければなりません。

常に工夫を求められる、工夫せざるを得ないという過酷さは、大手から中小企業に転職した私自身、かなり痛感しています。

たとえば営業をやるにしても、小さい会社は大手に比べてブランド力が劣るので、営業マン個人の交渉力や情報量が必須です。

会社の看板に頼れないのであれば、知恵・情報を駆使して、自分自身をしっかり売り込む。

いわゆるコンサルのような立場に回らないと勝ち目がありません。

ぶっちゃけ、大手の営業は売り込むという意味では楽勝です。

誰もが知ってる有名な商品を取り扱ってもらうのに戦略なんて必要なく、ぶっちゃけ、「先方に愛想さえ良くしておけばいい」みたいがところはあります。

(逆に大手は、「誰に売らないか」というコントロールが難しかったりしますが)

このように「ヒト・モノ・カネという資源が充分にあるなんてありえないでしょ」というマインドと、そこから生まれる創意工夫は、間違いなく面接で語り甲斐のあるエピソードを生みます。

あなたがやってきた創意工夫を、ストーリーをもって、さらに志望企業での再現性も意識しながら語れば、採用側の心に必ず響くアピールになるでしょう。

2.ここは注意!中小企業出身者は「会社紹介も必要」

中小企業出身者は、大手出身者にはマネできないような魅力的アピールが可能ですが、もちろんデメリットも存在します。

それは「自己紹介だけではなく、会社紹介もしなくてはならない」という点です。

ここがかなり大変なところです…

転職活動と言えば、「エントリーシート」と「面接」この2つを突破する必要があります。

エントリーシートも面接も、中小出身だろうが、大手出身だろうが、アピールに割り当てられる文字数・時間は同じです。

中小企業出身は「会社説明」も必要!
  • 中小:会社の説明+自己PR
  • 大手:自己PRのみ

中小企業出身者は限られた時間の中で、自己PRに加えて、「今いる会社についても、わかりやすく紹介しなくてはいけない」というハンデを背負っているんです。

自分のいる会社の知名度が無いだけじゃなく、さらに業界自体がニッチだったりすると、業界と所属企業の説明だけでかなり時間を取られてしまい、自身のアピールしたいポイントにたどり着けない可能性も出てきます。

一方、大企業出身であれば、説明しなくても会社の名前や事業内容をなんとなく察してもらるので、かなりラクできちゃいます。

よって中小企業出身者には、初めての人にもわかりやすく&コンパクトに会社を説明できるような練りに練った台本が必要です。

必ず、練りに練ったコンパクトな台本を準備して、書類審査・面接に臨みましょう。

書類作成と面接突破のコツは、下記記事で詳しく解説しているのでぜひご覧くださいませ~

【書類作成のコツ】

【3つのコツを伝授】転職面接で使える 自己PRの書き方|サラタメのホワイト転職

【面接のコツ】

【面接上手になるコツ】倍率100倍の転職でも印象に残る面接・話し方とは | サラタメのホワイト転職

3.ここが魅力!中小から大手転職のメリット

大手の採用担当が中小企業出身者に感じる魅力は、「①幅広い業務を経験している」「②資源が限られていることを理解している」

中小企業から大手に転職する場合の注意点は「会社紹介も必要」ということをお話ししてきました。

では、そもそも中小から大手に転職するメリットとは何でしょうか?

ここでは、主な理由を4つ紹介します。

大手に転職するメリット
  1. ジョブローテーションで専門性を磨ける
  2. 年収が高い
  3. ネームバリューや社会的信用が高い
  4. 転職しやすい

では、1つずつ見ていきましょう!

メリット1.ジョブローテーションで専門性を磨ける

大手の場合は、ジョブローテーションとして、「営業部」→「マーケティング部」→「広報部」といった具合に、経験の有無に関わらず、様々な部署への異動があります。

そして、例えば「広報部」に異動になったら、基本的に広報関連のことしかしなくて大丈夫です。

(中小だと掛け持ち的なことになりがちですが…)

さらにゼロから育てる環境も整ってることが多いので、未経験からでも専門性を磨ける点がメリットです。

メリット2.年収が高い

もちろん職種・勤続年数・業務内容・役職によって給与は異なりますが、大手企業に転職すれば中小企業時代よりも高い年収になる可能性は高いです。

すると経済的にも余裕ができ、プライベートを充実させたり、仕事のモチベーションアップにもつながります。

転職情報サイト「CAREER PICKS」によると、中小企業と大企業では100万円以上も差があるとのこと。

平均年収で言えば、中小企業が350万円で、大企業が450万円以上、という感じ。

450万円というとあまり高く感じませんが、大手では役職者の年収が高く設定されています。

大手企業で管理職になると、だいたい年収1,000万は超えますしね~

メリット3.ネームバリューや社会的信用が高い

大手企業はネームバリューや社会的信用が高いので、例えば営業先でも信頼獲得までのステップが圧倒的にラクです。

中小では、そもそもの自己紹介から始めないといけないわけですが、大手のブランド力があれば、挨拶&自己紹介無しで即商売の話に進めちゃいます。

ぶっちゃけ、大手の営業は「売り込む」という意味では楽勝です。

(逆に、売らない相手選びが大変だったりしますが…)

社会的にもステータスが高く、やたら親族から尊敬されたり羨ましがられちゃったりして、承認欲求はなかなか満たされます。笑

メリット4.転職しやすい

大手で働いていた経験があるというだけで、転職時はかなり戦いやすくなります。

ネームバリューがあるので目に留まりやすくなりますし、「大手で働いていたということは、それだけ優秀なんだろう」と錯覚資産も使えます。

(本当に優秀な人なんて一握りだったりするんですが…笑)

中小のデメリットの裏返しにもなりますが、「会社紹介が不要」というのが、かなりラクです。

4.転職前に確認!中小から大手転職のデメリット

大手転職へのメリットはたくさんありますが、一方でデメリットもあります。

転職してから「思っていたのと違った」と後悔しないように、主なデメリットも併せて確認しておきましょう。

大手転職のデメリット
  1. 異動がコントロールできない
  2. 出世争いが激しい
  3. 保守的になりがち
  4. 意見が反映されにくい

デメリット1.異動がコントロールできない

大手のデメリットとして、どの部署にいくか、コントロールできないということが挙げられます。

「入社以来、広報部に異動したいと思っているのに、全く叶わない…」なんてことは、大手ではよくあることです。

大企業は社員数が膨大なので、全ての人の要望を受け入れて、ジョブローテーションを回すのが不可能です。

めちゃくちゃ不満を持つ人が一定数生まれます。

“会社都合”ジョブローテーションで、”会社都合”の専門性は身につくのですが、組織が大きすぎるあまり、自分でキャリアをコントロールできない点がデメリットです。

大手と中小の異動の違い
  • 大手:ジョブローテーションで専門性を磨ける。ただ、異動がコントロールできない
  • 中小:自部署以外の仕事も頼まれるので、いろんな経験ができる。ただ、デキる人ほどいろんなことを頼まれて、自分のメイン業務に集中できない…

デメリット2.出世争いが激しい

大手企業は社員の人数が多い分、管理職になれる競争率が高いです…

役職者の待遇が良い&競争率が高すぎることによって、蹴落とし合いが繰り広げられてるような大企業も珍しくありません。

ゆとりむき出しの私のように「ぬくぬく仕事をしたい」という人にとって、出世争いでギラギラした大手企業は危険です。

まず選ばない方が良いかと思います。

デメリット3.保守的になりがち

大手企業は長い歴史を持つところが多く、大きな変化を望まない傾向にあります。

「これまでのやり方で成功してきた」という企業ほど、昔からの習慣や制度を変えようとしないものです。

そのため、少し何か変えようという意見があっても、決定や実行までに時間がかかります。

「ガンガン変革を起こして、スピーディに働きたい」という人は、保守的な社風にイラついちゃうかもです。

デメリット4.意見が反映されにくい

大手企業は組織が巨大すぎるので、人事や経営陣との距離が遠く、個人の要望は通しにくいです。

ジョブローテーションで「専門性が磨けるのがメリット」と説明しましたが、これは裏を返せば「自部署の業務領域を超えて意見を言うのはNG」ということでもあります。

例えば大手企業で「広報部」の人間が、「営業部」の仕事に口を出したりしたら怒られます。

それが仮に合理的な改善案であっても、なんだかんだで怒られたりします。

改善とか革新どうのこうのより、組織の統制が乱れてしまうのがイヤなんですよね…

このように縦割りの組織になってしまってることも、大企業のデメリットの一つです。

5.中小から大手転職に挑戦するなら、転職エージェントに相談してみては?

「中小企業から大手転職したいぞ!だけど、何から始めていいかわからないぞ…!」という方は、相談転職エージェントをうまいこと使った方がいいです。

転職エージェントは、転職相談を始め、求人紹介、書類添削・面接対策、年収交渉の代行などまとめてサポートしてくれるサービスです。

しかも無料。

ホワイト企業転職に成功した私も、よく相談のってもらいました。無料なのをいいことに。笑

私が実際に使った大手転職エージェントで、良い感じだったところは以下の4社です。

エージェント名 公開求人数 特徴
リクルートエージェント 10万件以上 転職エージェントの最大手。取り扱う求人は、非公開求人含め約20万以上。業種も、職種も、企業の規模(大手からベンチャーまで)死角なし!全部強いです。
doda 7万件以上 「転職エージェント」と「転職サイト」が合体したようなサービスになっているので、一つのアカウントでどちらも使えるのが、めちゃくちゃ便利です。
マイナビエージェント 2万件以上 個人的な感想になってしまいますが、担当者の方が「優秀&ベテラン」というより「親切&綿密」という印象を受けました。
type転職エージェント 8,000件以上 マイナビエージェントと同様、めっちゃ親切&綿密です。書類作成・面接対策などの指導をかなり入念にやってくれます。

(※2021年2月時点の求人数です)

私が転職エージェントを選ぶ際に重要だと考えているのは「求人数の多さ」です。

大手に転職するといっても、選択肢が少なければ理想の企業に転職できる確率はグッと下がってしまうからです。

なので、まずは求人数が多い順に「リクルートエージェント」「doda」の2社に登録してみて、微妙だったら「マイナビエージェント」「typeエージェント」を使ってみることをおすすめします。

具体的な選び方は、下記記事で解説しているので「もっと詳しく知りたい!」という方は参考にしてください。

【大手と特化型を併用すべし】良い転職エージェントの選び方と使い倒す方法

まとめ:中小企業出身者でも、大手に転職できます!

今回は、中小企業出身者が大手へ転職する際に有利なポイントや、注意点について紹介しました。

中小企業出身者が、大手出身者より劣ってるなんてことはなく、アピール次第ではむしろ高評価につながる武器をたくさん持ってるはずです!

中小企業出身の強み
  1. 幅広い業務を経験している
  2. 資源が限られていることを理解している

この2点は、大手出身者ではなかなか身につけにくい、誇るべき武器です。

中小企業は、とにかく限られた資源の中でやり繰りするので、現在進行形で、今働いている方は大変な最中かもしれません。

ですが、あなたが過酷な環境で創意工夫してきた経験は、転職市場で必ず高い評価を受けるはずです。

大手出身者に気後れする必要なんて、全然ありません。

ただしデメリットとして、自分がいる会社や業界についてもキッチリ説明する必要があるという点には注意しましょう。

その前提となる情報が説明不足だと、大事な自己PR部分が伝わりきらないです。

(一方で、話しすぎると自己PRの時間が足りなくなってしまう…)

初めての人にもわかりやすく、かつコンパクトに所属する会社のことを説明できるような、練りに練った台本が必須です。

サラタメ

中小企業出身の方が、転職に尻込みする理由はありません。

あなたは、大手企業出身者を凌駕する武器を、その手に持っています。

あとは、その武器の使い方次第だけ。自信を持って、新たな道を切り拓いてください!

【制作協力:CAREER PICKS




最後に…

私が実際に使ってみて「これはオススメできる!」と思った転職支援サービス(※すべて無料)をまとめた記事貼っておきます。 【忖度無しの本音】サラタメおすすめの転職サイト&転職エージェント&口コミサイト 最初の「結論」部分だけでも、充分役立つ情報かなと。 (「結論」だけなら“1分”あれば読めちゃいます!)